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原作ALL YOU NEED IS KILL感想+劇場版との比較


原作の小説版読了。
安倍吉俊のグラフィックも相まって、だいぶ暗い印象。
あと劇場版と設定もけっこう違う。劇場版を先に観たので、比較方向が逆になってるけどご容赦。

・劇場版は重火器ガンガンぶっ放してたのに対して、原作はバトルアクス多用。
・劇場版ではタイムループとなっていたが、原作では「記憶のみが過去に飛ぶ」って感じっぽい。
・ギタイの正体が謎の宇宙生命体ではなく、異星人のテラフォーミング計画の一環である。
・劇場版設定のアルファ型オメガ型は存在せず、特殊なサーバー型が一体存在するだけ。
劇場版の勝利条件が
①ループ機能を持つアルファ型を殺さず、②心臓機能であるオメガ型を殺す、だったのに対して、
小説版の勝利条件は
①サーバー型のアンテナを破壊、②バックアップギタイを全滅させてから、③サーバー型を殺す

・劇場版はラストループ後、ギタイ全滅の情報が上書きされてハッピーエンド。
原作では、ギタイのアンテナになってしまったケイジとリタが同時に存在してはループが終わらないため、最後はリタとの殺し合い。結果リタは死亡。ケイジのみがループを抜ける。



ぱっとみた感じこんなとこ。それぞれ一回ずつしか読んで鑑賞してないので漏れがあるかもしれんが。

劇場版が「まあみんなとにかくハッピーエンドだ!!」って強引にまとめてきたのに対して、小説版は痛みを伴う選択をしたことで切ないエンディング。個人的には劇場版エンディングは無理矢理なハッピーエンドだと感じていたので、世界観に最後まで忠実だった原作の方がエンディングとしては好きやね。

ただ全体的な完成度を見てみると、劇場版はほんとうまく小説版をアレンジしてる。暗めの世界観とエンディングを、うまくハリウッド用に作り替えたんだなって感じ。バトルアクス→重火器にしたのは、そっちの方がハリウッド感が増したからだろうし。
特にうまいと思うのがサーバー型→アルファ型オメガ型への設定変更。ただの殺し合い感が強かった戦闘に、敵との化かし合い(偽ビジョンによる罠、装置による逆探知とか)が組み込まれてるあたりはグッド。

ただ劇場版のリタの無双シーンって原作と比較してそんなになかったのは、最初はアレってなったし惜しいなとも思う。
推測してみるに、原作が「ここまで死んだんだから兵士としてステータスカンストしてる」って設定なのに対して、劇場版はあくまで「いくら強くなっても、結局はステージごとに死んで覚えるしかない」って設定にしてるからなんだろうか。
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【感想】ALL YOU NEED IS KILL(ネタバレあり)

久々のブログ更新。

ALL YOU NEED IS KILL観てきた。100点満点中85点ってところ。

ストーリーとしては

ギタイ(mimicと翻訳されてた)なる謎の超生命体に蹂躙される人類が、生き残りをかけて領土奪還作戦を計画。

主人公は実戦経験ゼロの広報担当官で、「戦況を最前線で取材してこい」と司令官に命令される。んで、それを拒否ったところ、「調子のんなボケ」と逮捕、そのまま脱走兵として強制的に最前線へ。
で、そのまま最前線に投入されるも、当然何もできず死亡。ところが偶然、敵の特殊個体を殺してしまったことから、「死ぬたびに最前線に連れて来られた日までループする」能力を身につけてしまう。
そこから最強の女兵士リタ、ギタイの科学者の協力を受けながら、いつかくる終焉を目指して何度もループを繰り返す

ってところ。


実はこのループ能力はもともとギタイの能力。ギタイは3パターンいて

アルファ型……後述のオメガタイプの目であり耳である。最前線に陣取ってオメガ型に情報を伝える。かつこいつが殺されるたびに、ギタイは戦闘前に時間を遡る。人類がボコられてるのもこのループ能力のせい(戦略とかが全部バレた上で完璧に対策されるから)

オメガ型……親玉。ギタイの脳みそみたいなもん。こいつが死ねば全てのギタイは一斉に死ぬので、ギタイはこいつを常に隠そうとしている

ノーマル型……雑兵。殺しまくる

って感じなんだが、主人公は偶然アルファ型の血をモロに被ってしまったせいで、ループ能力を手に入れる。で、このループ能力を手にできるのは1個体だけ(人類ギタイ含め)なので、ループできるのは主人公のみ。しかも謎のビジョンによってオメガの場所がわかるというオマケつき。
こう考えると「主人公無双やん」って思えるかもしれないんだが、そこは敵も考えてて、実はこのビジョンは敵のトラップ。向こうもアルファ型の能力をなんとしても取り戻したいから、わざわざ偽のビジョンをよこしておびき寄せてくる。
でも、さらにこっから主人公たちはギタイ研究者の開発した装置を使ってオメガの位置を逆ハッキング。さあ反撃だと思いきや、主人公はループ能力が消失。「今度こそ本当に死ぬ」最後のループで決戦に挑む。

この映画が面白いのはやっぱりループ能力の描写。ただのループ主人公無双じゃなくて、その奪い合いがアツい。敵も流石に知的生命体な訳だしね。

特にアツいなと思ったのがルーブル博物館前の最終決戦で、その勝利条件が
①アルファ型を殺さず(ループ能力を奪い返されたので、殺せばループ能力が発動。ギタイが学習するため)
②オメガ型を殺すこと

ってところ。完全にゲーム攻略のノリやんけと思いながらワクワクしてた。まあもともと、この世界観自体が「死んで覚えろ」ゲーなところあるんだが。


ただ、いくつか残念な点もあった。
1つ目はキャラの薄さ。主人公とリタ以外のキャラ、つまり科学者とJ部隊のキャラがあんまりたってないんだよなあ。「科学者おらんと敵の本拠地たどりつけへんやん!」ってのは納得するんだけど、それならそれでもうちょっと魅力的なキャラにしてくれよって思った。パシリムの科学者くらいぶっとんでて欲しい。
それにJ部隊。せっかくループしてたなら、そこの人間描写の掘り下げもうちょっとやってほしかったなあ。最終決戦のときに自爆したり死んだりしても、全く何とも思えなかったし。特にパンツ一丁でパワードスーツ着てたデブが、本当に最後まで使えないカスだった。

2つ目はエンディング。
ラストループで自分の命と引き換えにオメガ型を倒したのはいいんだけどさ。そっからアルファ型の血を浴びて、前線基地強制送還前までループってのはどういうことなん??しかもギタイの絶滅はしっかりループ後の世界に引き継がれてるし。いろいろ考えてみたんだが、映画の中の情報だけじゃ説明つかんし、これはご都合エンディングなんじゃねえかなあ??まあ「ハリウッドだし仕方ないね!」と言われたらそうなんだけど。


と、2点ほど文句書きましたが、久々にブログ更新をしたくなるくらいには面白かったです。是非劇場で!!!




プロフィール

valdamjong

Author:valdamjong
ものといいます。関西の大学生。
「人生ゆるく適当に」が座右の銘。

ゆるくサブカル好きで、アニメ漫画ゲーム(特にポケモン対戦)などをちょくちょく。

Twitter @valdamjong

割と好きな分野は手広いようなそうでないような。
最近ソーシャルネットワークとメディアに興味があったり。

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